1996年9月の会報です。

障害者とコンピュータ利用教育研究会のホームページ





目次

第74回関西例会のお知らせ 第73回関東例会の報告 POEM'96 楽しく学ぶマルチメディアのパーティの報告 自作教材集CD-ROM97製作の予告 1997年アメリカ合衆国障害児教育とマルチメディア/ネットワーク活用の視察 第14回クロージングザギャップ年次大会 天狼&ディル in Madison〜自閉症児を連れてアメリカへ 市販教材の紹介 皆さんからのお便り 事務局から 673-14 兵庫県加東郡社町山国2007 兵庫教育大学 学校教育研究センター 0795-40-2205 phone Email:成田 滋
Web上の会報URL:MES会報

第74回関西例会のお知らせ

○日時:9月28日(土) 2:00-4:30pm
○会場:大阪教育大学附属養護学校 平野区喜連 4-8-71 電話 06-708-2580
  幹事 中島康明氏
○交通:地下鉄谷町線「喜連瓜破」で下車。左に折れ徒歩2分のところに学校があります。
  初心者や親子連れの参加を歓迎しています。
○プログラム 
 秋の発売されたいろいろな市販教材の紹介
 Oracle Media Object-j
 いろいろな自作教材の紹介

第73回関東例会の報告

 宮下恵子 千葉県立千葉聾学校 QZQ05767
 夏休みの折り返し地点になった8月の第2土曜日、都立光明養護学校をお借りして第73回関東例会が開かれました。金森先生、伊藤先生、お世話になりました。参加者も、永田先生や林先生をはじめとして、富士通の方、視覚障害関係のソフトを扱っている方、目黒区の難聴学級の方、川崎の保護者の方、千葉県の特殊教育センターや教員など、書き切れないぐらいの盛況でした。私は、有名な光明養護学校のホームページを見せていただけることでワクワクして参加していました。
 初めに金森先生から光明養護学校の状況説明がありました。実質まだ3ヶ月だからと何度もおっしゃっていましたが、豊かな経験に裏打ちされた説明でした。会場の放送室には、多数のMACやWindows機があり、小・中・高各部にも1台ずつパフォーマをおいているそうです。とても羨ましい環境に思えたのですが、この状況はここ2年ほどでできたことであり、しかもその裏には、各種の研究指定を引き受けるなどのご苦労があるようです。教員勢からはハードの整備以外にソフトの購入予算等の話題も出てきて、MESのCD-ROMはいかに廉価で有意義なものであるか、改めて認識した次第です。
 入力装置やスイッチも多数紹介していただきました。収納棚はMAC用とその他に色分けされていました。キネックスやタッチパネルもありましたが、呼気スイッチなど、ニーズに合わせて自作、改良された装置が多かったです。
   その後、伊藤先生から100校プロジェクトの説明がありました。東大と専用線(28.8k)で接続し、校内はイーサネットを訓練室にまでひいてあります。CU-SeeMeを使った在宅学習支援システムも実験されたけれど、専用線でも28.8kではテレビ会議は困難なようです。
 さて、ワクワクしていたホームページのことです。こまめに書き換えらていますが、生徒たちはインターネットを、情報収集ツールとしてでなく、自己主張・作品発表の場としてとらえているようです。デジタルカメラで撮影し、それをMACなどで作品に作り上げるところまで生徒が行い、送るのは教員の仕事だそうです。その際、肖像権の問題など様々な点に配慮をなさっています。
 2事例を紹介していただきました。担任とパソコン通信を始め、文字情報だけでは飽きたらず、インターネットでの作品発表に入ったA君。Kid98で作成した迷路(たどった跡が絵になる)をホームページで発表して励まされ、情報処理関連に進学したB君。どちらも作品を発表し他人に認めてもらうことで、自分の存在感を感じることができ、生活が豊かになった事例です。
 百聞は一見にしかず!ぜひご覧になってください。
 休憩後はソフトの紹介でした。金森先生からは3本紹介されました。
・「PICOT ver1.1」(信州大学小島研究室)シンボルコミュニケーション。サンプル版がMESの96年版CD-ROMにあります。
・「Typin'KIDS for 1才児」(伊藤日出夫氏作)キーボードのキーを押すたびに音と絵が変化します。自作の音や絵を登録できます。その名の通り、会場の1歳児が楽しんでいました。
・「Typin'KIDS for 4才児」(伊藤日出夫氏作)打ったキーのかなを、うさぎがかわいい動きで書いていきます。
 続いて伊藤さんから4本紹介されました。すべてタッチパネル使用を想定しており、マウスの右クリックで環境設定を変えることができます。
・「形態構成」型はめです。分割数、下絵表示の有無など変更できます。
・「かず」5までの数の数字・具体物・半具体物のマッチングです。
・「ひらがな」画面の絵の名前になるように文字を並べます。ひらがなのなぞりがきや筆順も学習できます。
・「カタカナ」上記のカタカナ版です。
「形態構成」「かず」「カタカナ」はコンピューター教育開発センターからの委託で開発されたソフトで、申請すれば無料で利用できるそうです。Windows95版(3.1も可)でした。TOWNS版は既にあるそうですが、残念ながらMAC版の見通しはないようです。以上、とても熱気あふれる様子をお伝えしきれないのですが、初レポートでした。

POEM'96 楽しく学ぶマルチメディアのパーティの報告

 「ひとりひとりがそれぞれの考えや感性にもとづいて、自由でのびやかに活動する。そして、「お互いに違う」ことの素晴しさを楽しく発見し、ゆるやかに連なっていきたい。今、インターネットに代表される地球規模で進む情報化を、わたしたちはそうした社会の実現に向けた波として、乗り切っていきたいと考えています。楽しく学ぶマルチメディアのパーティー「ポエム96」の今年のテーマは「連(REN)-最北端は最先端-」です。日本の最北端・稚内で、最先端のパーティーを、一緒に連(REN)しません?」という考えで開かれました。
◎趣旨 POEM'96は以下のような「場」を持つことが目的のイベントです 教育、学習とコミュニケーションに関心のあるすべての人々の出会いと交流の場。 教育とコンピュータ利用研究会(以下、略称ACE)の活動報告と普及、啓蒙の場。 開催地域の市民が楽しくマルチメディアとふれあう、実践的な体験と交流の場。 教育用ソフトウェア及びハードウェアの紹介、体験の場。
 ◎主催   教育とコンピュータ利用研究会 (ACE)、北海道新聞社、稚内北星学園短期大学
 ◎後援   北海道教育委員会、 稚内市、ネットワークコミュニティフォーラム'96
 ◎特別協賛 アップルコンピュータ株式会社
 ◎会場   稚内北星学園短期大学
 ◎日程   1996年8月1日-2日

自作教材集CD-ROM97製作の予告

 「障害者とコンピュータ利用教育研究会-Mac Education Society--MES」が結成されて7年経ちますが、その間学習上に困難を示す子どもや大人がMacintoshを使って学習したり、余暇を楽しんだり、仕事に役立てたりすることを支援してまいりました。その活動の一環として教育教材の開発と普及に力を入れ、ワークショップやカンファレンスを開催し、これまで滋賀大学教育学部附属養護学校と協力して2種類の「MES自作教材集CD_ROM」制作してきました。
 このCD_ROMに収録した教材を開発した人は主に小中学校の教員や親で、教材作品に流れるコンセプトは、遊びを通して学習のレディネスの育成、表出活動による創造性の育成、調べや探索・学習シュミレーション学習の支援、教科別の予習や復習の支援などとなっています。
 おかげさまで自作教材集CD_ROMは好評で、いろいろな雑誌や新聞で取り上げられ、学校や家庭で使っていただいております。このたび97年版を製作することになりました。96年版と同様に97年版も教育目的のために非売品となりますが、送料などの実費はユーザーからいただき、これを基金とし増版や次作の教材制作に使いたいと考えております。教材を共有することに賛同される方は、どうか周りの方々にお声をかけてくださり、このCD_ROMに教材作品を収録さるれるようお勧めください。
●教材募集期間: 1996年9月1日-1997年1月31日
 一次締め切りは12月23日のMES関西例会です。ここで、作品の紹介と検討を行います。すでに作られている作品は12月15日ごろまでに送って下さると嬉しいです。作品は、著作権の検討でかなり時間がかかります。
 ●刊行予定: 1997年4月
 自作教材が早く集まると、2月21-23日のMacExpoに間に合うかも知れません。
 ●開発環境: HyperCard2.0以上、Oracle Media Object、Expand Book、Action、Macromedia Directorその他
 ●教材の著作権: 教材開発者に帰属します。
 ●貯蔵媒体:128-230MO、リムーバルハードディスク、Zipなど
 ●媒体の送り先:
  520 滋賀県大津市際川3丁目9-1
  滋賀大学教育学部附属養護学校
  大杉成喜
  Email: osugi@sue.shiga-u.ac.jp
  NiftySERVE: HGA01651
 ●問い合わせ先:
  673-14 兵庫県加東郡社町山国 2007
  兵庫教育大学学校教育研究センター
  成田 滋
  直通 0795-40-2205
  Email: naritas@ceser.hyogo-u.ac.jp NiftySERVE: MGH00175

1997年アメリカ合衆国障害児教育とマルチメディア/ネットワーク活用の視察

視察案内のページ
  ●日時 1997年2月8日-16日
● 視察箇所 カリフォルニア州サニーベール/サンホゼ/クーパーチーノ市学校区
●行程
  2月8日(土) 出発 (関西、成田) カリフォルニア州サンフランシスコ市着
  2月9日(日) 休養(博物館・美術館めぐり、カーメル、モンテレーへのドライブ)
  2月10日(月) サニーベール市学校区視察
    2月11日(火) サンホゼ市学習センター視察、サンホゼ州立大学
  2月12日(水) クーパーチーノ市学校視察、アップルコンピュータ社視察
  2月13日(木) テクノロジーメディア年次会議出席
  2月14日(金) テクノロジーメディア年次会議出席
  2月15日(土) サンフランシスコ出発
  2月16日(日) 帰国 (関西、成田)
  ●費用
  往復旅費       65,000円 (ノースウエスト航空)
  滞在費 @7,000*7 49,000円 (2人部屋は半額となります)
  雑費  レンタカー他 20,000円
  計         約130,000円程度
●滞在ホテル
 ・サンフランシスコ市 Hyatt Regency
 ・サニーベール市 Holiday Inn
●その他 
 ・ アメリカ特殊教育児童協会(CEC)-テクノロジーメディア年次会議-にも参加いたします。
  会議名: Council for Exceptional Children (CEC) Technology and Media Conference '97
 ・サニーベール市とクーパーチーノ市内の学校、テクノロジー博物館などを見学する予定です。
 ・アップル社を訪ね、最新の技術を体験します。
 ・生徒指導とガイダンス・カウンセラーの役割を視察します。
 ・一体化教育(inclusion/integration)も視察します。
 ・現場教師との研究協議も予定しています。
●問い合わせ・引率 成田 滋(兵庫教育大学学校教育研究センター)
          MGH00175 naritas@ceser.hyogo-u.ac.jp

第14回クロージングザギャップ年次大会

 (14TH ANNUAL CLOSING THE GAP CONFERENCE)
世界一の規模を誇る障害児教育・リハビリテーションとテクノロジーのカンファレンスです。
・日時: 1996年10月22-23日
・会場: ミネソタ州ミネアポリス市 Radisson South Hotel
・参加費: $195 (9/1/96まで)
・プログラム:
 ワークショップ
 150の発表
 機器製品の展示
Web上のPRページ
・問い合わせ:
  Email: info@closingthegap.com
  Closing The Gap, Inc.
  P.O. Box 68
  Henderson, MN 56044 USA

天狼&ディル in Madison〜自閉症児を連れてアメリカへ

 サマープログラム(前編)
  佐藤 裕 ysato@execpc.com
  Web上のページ
リンダとの打ち合わせ
 デイキャンプの始まる前日、リンダが打ち合わせをするために我が家に訪れた。”MSCR”と胸に大きく書かれたタンクトップとショートパンツを身に付け、いかにもやる気十分といった感じでそのユニホームの文字を指差しながら。リンダはキャンプで行う活動の主なもの(スポーツ、ゲーム、クラフト、クッキングなど)を説明してくれた。そしてテピが快適に過ごせるように持っていったほうがいいような物がないかと一緒に検討した。その結果持っていくことにした物は、好きな音楽テープの入ったウオークマンと冷たいお茶の入ったポット、小さいぬいぐるみのクマ(これは必要ないことがすぐわかったので3日目からは持っていくのをやめた)、自転車、ゴールドフィッシュ・クラッカー、ローションとブラシだった。
 大体話が済むと私達をプレイグランドまで案内してくれるというので、家族全員で出かけた。この時、時計は5時をとっくに回っていて夫も帰宅していたので家族全員がリンダに導かれて出かけたのだった(テピはお父さんが帰って来るとお父さんから離れたがらない)。
 家から歩いて約5分のイーグルハイツパーク。そこには子供なら100人は座れそうなテーブルと椅子が据えつけられている大きな東屋があり、幼児用の大型遊具が2セット、コンクリートで固められたバスケットボールコートが一面、砂がしっかりと敷き詰められたビーチバレーコートが一面、その周囲は芝生の広場になっている。このデイキャンプの為に用意された鮮やかなオレンジ色の簡易トイレ2基が、明るい夏の日差しの中で異様に目立っている。(後にこのトイレは涼しく目立たない木陰へと移動されていた)リンダの住んでいるイーグルハイツのアパートはこの場所を見下ろすすぐそばにあった。

キャンプ初日
 今にも雨が降りそうなどんよりとした沈んだ朝、なかなか起きようとしないテピをたたき起こす。寝起きの悪いテピを起こす騒ぎは、我が家の一日の始まりの大仕事となっている。好きなビデオの音に励まされて、文句をいいながも何とか起きてくる。大好きなゴリ君(ゴリラのぬいぐるみ)に救いを求めるようにしっかりと抱きしめてソファーに腰をおろしてまどろみ始める。ここでまた寝られたら元も子もないと酸っぱいレモネードを手渡し目覚めさせる。なんとか身体は動きだしたが機嫌は最悪。こうやっていつものように、テピを励ましながら、身支度をさせ朝食(ご飯に佃煮をのせた朝食が好み)をとらせてやっとのことで家を後にする。
 外にでれば気分も変わりとたんに元気な声を出すことがよくある。初日の今日はちょっと緊張気味ではあるが、足どりは軽い。どこに行くのかテピも理解しているようだ。プレイグランドでは馴染みの顔のリンダが待っていた。リンダの他に若いスタッフが3人いる。「私の他のスタッフは最年長でも22歳なのよ。私なんかシニアだわ(リンダは私と同年齢)。」と言うリンダだが、その後の活動を見ている範囲では最もよく働いているのは彼女だ。その他、スーパーバイザーやアート専門のスタッフなどが時々違った教材などを持ってやってくる。
 「エリコ、好きなだけここにいていいのよ。」とリンダに言ってもらって引き際を考えていた私だが、私が帰ることを恐れている様子のテピと話好きのリンダに引き留められるかのように、初日はお昼過ぎまで一緒にいてしまった。お陰でここでの活動の流れを大体つかむことが出来た。机に向かってのパズルや色塗り等座っての遊びと遊具やボールを使うなど、身体を動かす遊びとを交互に取り入れている。その間に全体でするゲームやクラフトがあると、テピもその中に入る。テピには、理解できないような活動でも落ち着いてその中で過ごしている。オレンジ色のトイレに抵抗を示すかと思ったら、事前に見せておいた効果かすんなり使用できた。お昼に支給されたサンドイッチもあっという間に平らげた。
 これで一安心かなと思って帰ろうと思った私であるが、私にぴったりくっついたテピは離れようとしない。時計の針を指さして「3時に迎えに来ます。」とテピに言い聞かせると何となくわかったようで不満の声をだした。リンダにテピがもし落ち着かなかったら電話をくれるよう頼んで、私はプレイグランドを後にした。テピの大きな泣き声が背後から追いかけてきていた。
 3時にテピをむかえに行く。リンダとバスケットコートでボールで遊んでいたテピは私を見つけると「きゃーっ!」と歓声をあげて、嬉しそうに駆け寄ってきた。リンダが「あの後10分後にはすっかり機嫌を直して、みんなでしたゲームの中でも落ち着いて過ごしたわよ。いい子だったわ。」とその後の様子を教えてくれた。私も初日からテピがこんなに落ち着いて過ごせて嬉しい、テピはこのプレイグランドが好きになりそうね、と率直な気持ちを告げた。帰り道、小走りに歩くテピは「リンダ、リンダしたねー。」と嬉しそうに私に語ってくれた。2日目以後は私がテピを置いて帰る時も素直に納得して、「Bye-bye!」と自発的に言うようになった。
 2日目、朝、テピは家を出る際「リンダ行く!」と言う。プレイグランドに着くと今度は自分からリンダを捜し始め、打ち合わせの最中で、テピの到着に気が付かなかったリンダの顔をテピはニコニコしながら覗きこんだ。テピはあなたのことを信頼するようになったと思う、と彼女に伝えると「テピ、とっても嬉しいよ!」と感情たっぷりにテピに話しかけてくれた。テピもそれに答えるかのようにゲラゲラ笑っていた。

ビーチバレー
 3日目テピの印象に残った出来事は、きれいな砂のたっぷり敷かれたビーチバレーコートでボール遊びをしたことのようだ。私も加わり数人の子供と一緒にボールを打つ遊びをしたのだが、テピはボール遊びそのものよりも裸足で砂の上を駆け回った(歩き回った)のが気に入ったらしい。この時ニコリともしないで、遊びに加わっていたテピの気持ちが分かったのは夜になってからのことだった。夜といってもここは9時頃まで明るく、8時過ぎまで外で遊んでいる子供も大人も大勢いる。夕食後に家族でくつろいでいる時、テピは夫の手を引っ張り「自転車乗るの。」としつこく言い出した。夫は導かれるままテピの後を追いかけて行くことになった。
 行き着いたのはビーチバレーコートだった。自転車を放り投げたテピはすぐに靴と靴下を脱ぎ捨て砂の中にはいっていった。次に夫の靴に手をかけ「靴脱いで下さい!」と強い調子で要求した。結局テピと2人で砂の上を裸足でフラフラとしばらくの間歩いてきた夫であった。2人の周りには知人も含めた親子が数組遊んでいたそうだが、その出来事を私に報告する夫の顔は幸せそうだった。テピは毎日このプレイグランドで落ち着いて過ごしている。結構気に入っているようだ。去年の冬、転入したての学校にいともあっさり適応してしまったように、今回も私の心配が愚かしく思えるほどあっけなく。。。

ランチが目玉
   地域の子供達に開かれたこのプレイグランドは本当に自由な活動の場で、いつ来ていつ帰ろうと構わないし、好きな活動だけしてればいい(テピの場合は特別にアシスタントを付けてもらった関係上、毎日真面目に9時AMに現れ3時PMに帰る)。名前さえ登録しておけばしっかりランチにはありつける。朝の早い時間はまばらにしかいなかった子供達が、ランチタイムにはどこから沸いて出たのだろうと思うくらい集まってくる。この時間は100人前後の子供達で騒がしくも活気づく。子供達が予想よりも集まりすぎてランチが足りなくなり追加配達されたこともあった。ポークハムが宗教の関係上(豚肉がダメなのはイスラム教とユダヤ教だったかな)食べられない子供達がいるため、サンドイッチが大量に余ってしまったりということも何度もある。掲示板に貼りだしてあるスペシャルイベントや大集団でのゲームが行われるのもランチタイム前後が多い。

音の洪水の中で
 音に過敏なテピが6時間もの長い時間屋外で生活するのであるから、色々な雑音に出会い心穏やかでないことが多いはずだ。先ず、バス停が目の前にあるため、バスが5分おきに停車しては発車する。ここの芝刈りはちょっと伸びてはちょっと刈るというように頻繁だ。こういう方法が芝には一番いいのだそうだ。大小のマシンが草地に上を騒音をまき散らしながら滑るように行き来している。近くで工事をしていたり、木を伐採していたり、巨大なゴミ収集車がゴミを集めに来たりする。遠くからサイレンは聞こえる。トルネード警報練習用のサイレンは間近で大音響だ。
 過去にこれらの音でよくかんしゃくを起こしていたテピだが、このキャンプではとても安定している。バスなどが通るとそれらに目が釘付けになり、耳を塞いで身動きしなくなるが、ただそれだけで終わっている。一度だけ木を切るチェーンソーの音に反応して泣き出してしまったそうだ。この時リンダはこの音に警戒してウオークマンを付けさせようとしたが、たまたまヘッドフォーンが壊れていたのだそうだ。このことも余計にテピを苛立たせたのだろう。しかし次からはチェーンソーの音も平気になっていたそうだ。「学校にいる時よりも音に対してもずっと安定しているわよ。座っている時間の長い学校に比べてたくさん動き回れるのがいいんじゃないかしら。学校では耐えられなかったホイッスルの音も平気なのよ。」とリンダが言う。
 毎日頻繁にバスを見て暮らしているせいか、「バス行くの。」と何度も言うようになったテピである。今度の金曜日はバスで石に興味のあるヨピのためにも地学博物館にでも連れて行こうと思う。

自転車での通グランド
 4日目からは自転車(同じ中古でもテピの自転車は夫の自転車の6倍の値段)に乗って通い始める。テピはスピードを恐がりゆっくりしか走らないので付き添う方も小走り程度で済むので助かる。テピの全身の筋肉を使う運動の中に、自転車乗りも含めているので午前と午後一回ぐらいづつ、グランドの周りや遊具の周りのコンクリートで固められた部分を走る。大きく回ったり、8の字に回ったりと最初は、リンダに導かれてのコース取りだったが、だんだん自分なりに考えてスイスイと進み一通り走ったかと思うスーッと自転車置き場に自分で戻る。この短時間のエクササイズは、テピのお気に入りのもののひとつだ。ゆっくり走るものだから、ハンドルがフラフラ不安定だったのとブレーキの握り加減が掴みきれないでいたのが、だんだん上達してきているのかよく分かる。テピの後を追いかけて私とリンダが話しながら走っていると、小さな子供達が数人その後を追いかけてきて、かわいい行列ができることがある。最後にはその行列もばらばらに散ってテピひとりの独走状態になり、心なしか得意げにゴールにもどって行くこともあった。
   ユニバーシティハウス群からイーグルハイツ群へ通じる道には、小さな丘がある。丘の登りはテピの力ではまだまだ大変で自転車の速度が止まる直前からテピの背中を押して登る毎日だ。ちょうどここを通る時間帯がハウジングサービスの職員の仕事の切れ間と重なるのか、彼らとよくこの丘ですれ違う。皆、愛想たっぷりによく声をかけてくれる。止まらないで坂を登れた時など、拍手までもらってしまい嬉しくも気恥ずかしかったことがあった。
 自転車に付き合うのはハードじゃないかとリンダを気の毒に思って聞いてみたが「むしろ私にはいいことなのよ。いいエクササイズになるわ。」と言ってふくよかな顔に満面の笑みを浮かべて言う。彼女はダンスを専攻する大学生でもある。次第にテピのサイクリングコースは固まり、障害物も上手に避けられるようにもなり、ただテピの姿を目で追うだけでも済むようになっていった。

影と戯れる
 テピとリンダと2人の子供達がボールを蹴って遊んでいる時、テピが奇妙な動きをした。両腕を上に上げてヒラヒラさせながら後ろ向きにヒョコヒョコ歩き出した。このヒラヒラはテピがいつもしている常同行動じゃない。リンダと私は何だろうと思い、しばらくテピを注視した。「シャドウ!」 同時に気が付いて発した声は揃ってた。テピは影を見ていた。初めて影に気が付いたみたいに。こんな姿を見るのは初めてだった。毎日強い陽射しの中で暮らし、その中にくっきり浮かぶ自分の影と自分自身の動きを結びつけることができたのかもしれない。この時のテピの動作のおもしろさに、それからしばらく私達は思い出しては笑っていた。

「What a cute boy!」
 リンダが面白がって私に報告してきたことがある。一緒に水汲みに行く時、一緒に座っている時、隣にいるテピはリンダの肘の皮を軽くつねってグリグリ動かすのだそうだ。私もその瞬間を見た。なにくわぬ顔でグリグリ・・・。「What a cute boy!」と言ってリンダは喜んでいる。自分の肘の皮をつねることはよくしてきたテピだが、他人の肘の皮にまで関心が広がったのだろうか。なるほど、リンダの肘の皮は白くてやわらかそうだ。他人と触れ合う時、力加減の調節が難しいテピのことを考えるとリンダのように単純に喜ぶ気分になれなかった私だった。しかし、この浮気な肘つねりはほんの一時期で終わり、また自分の肘だけに戻っていった。

ディープタッチセラピー&ブラッシング
 担任のマットに言われたとうり午前と午後に1回づつディープタッチセラピーとブラッシングをテピに施しているリンダだ(活動内容によっては省略することもある)。これが周りの子供達に好奇心を抱かせない訳がない。たまたま私がその場にいたとき、ひとりの女の子が「何をしているの?」と尋ねてきた。リンダは「いつもこうやって長ーい説明が始まるのよ。」と私に言って、テピの持つ感覚の過敏さから、今やっていることがどのようにテピに役立つのかなど子供に分かるようにゆっくり話し始めた。質問が返ってくるとまたさらに長くなる。テピはこれが好きなようで「ブラッシングしよう。」と呼びかけられると靴と靴下を脱いで静かに待っている。

市販教材の紹介

「カウントダウン」
 この教材は英語教材の日本語化されたもので、3つのゲームからなります。1) いくつあるかな(かぞえてみよう)では、積み上げられたボールなど9種類のアイテムが全部でいくつあるかを数えます。数字を入れると、その分だけ画面上からボールが消えていきます。足し算や引き算の意味が感覚的にわかります。2) とったらかち(ふたりでとりっこ)は、山くずしゲームで二人で交代で数字を入れると、積み上げられたボールを取っていき、最後に取ったほうが勝ちです。3) のこしちゃだめ(グループごとにとっていこう)では、積み上げられたボールを一つのかたまりとして取っていくゲームです。わり算やかけ算の感覚を養います。ゲームのアイテムはたまご、コイン、オレンジなど身近なものとなっています。
◎販売 ボイジャー fax 03-5466-7328 

「マッペトとABC」
 この教材は、発音を学ぶ(Beginning Sound)、発音のリズム(Sound Pattern)、アルファベット(Letters)の3つのプログラムからなり、子どもが英語の読み書きを覚えていく過程できほんとなる要素に重点を置いて作られています。英語で考える基礎能力を遊びを通して身につけるのに役立ちそうです。
◎製作 Brighter Child 販売 システムソフト 8000円

「動具箱」
 道具箱は、ホームページの制作やマルチメディア教材の制作のためのShockwave Movieを中心とする素材CD-ROMです。アニメを中心とする動くページ作りに適しています。収録する素材は以下のようなものです。
○アニメーション Shockwave180点、Director4.0 Movie180点
○写真素材 JPEG(200×200Pixelフルカラー) 100点
○背景素材 GIF(シームレス) 60点
○イラスト GIF 60点
○アイコン&ボタン GIF 120点
販売 株式会社データクラフト 5800円
011-707-7780

「トルーディのちりとじかんのおうち」
 この教材は、主人公トルーディの愉快な仲間達と楽しく地理と時間の学習をするものです。子どもが時間の観念、時図の読み方、方向感覚を身につけるのに役立ちそうです。世界中を旅したり、海、大陸、いろいろな名所をめぐりながら知識を獲得することができます。この教材は、5つのユニットからなりそれぞれ 1)地図の記号を覚える、2) 世界を旅しよう、3) ゼリービーンズはどこ、4) 時計を読むのはカーンタン、5) 時間がたつとどうなるのからなります。
  ◎製作 EDMARK  ◎販売 システムソフト 8000円

皆さんからのお便り

自作の教材の問い合わせ
 山平喜一郎 明石市
 手をつなぐ、親の会の会員です。「手をつなぐ」(1996.7)の記事を読んでお便りいたします。2女(15才)が知的障害者です。言葉は非常に限られた単語を発声できる程度で、多動です。何かに集中して取り組むということがなかなかできなくて、困っております。
 最近、「おしゃぺりあいうえお」という知育玩具(50昔のボタンがあり、質間が出る。正しい回答ボタンを押すと「ピンポーンよくできましたj、間違うと「ブーもういちどjと声が出る。)を賞って、非常に気に入って、昼夜となく遊んでいます。その給果、50音をほとんど覚えてしまいました。このことから、興味を持ったものには熱心に取り組めることがわかりました。
 本人がその気になった時、気長に、いくらでも長時問相手になって応答を返してやろことができれぱ、知的障害者の知的発達を促すことができると磁信しました。親として反省すべき点もありますが、この子達の教師には、ある時はコンビユータが向いているのではないでしようか.最近非常に安価になったパソコンを利用することによって、学校や各家庭でそれぞれの子供達に適した教育環境を実現できるのでぱないかと思います。
 娘に関して言えぱ、今まで使っていた絵本や絵と文字の書いてあるブロツクは、視覚だけしか使わなかったためか、あまり興味を引きまぜんでした.ところが「おしゃべりあいうえおjは視覚+聴覚を刺激し、ボタンを押すたびに正しいか間違いかの評価を何度でもやってくれるのです。誰でも褒められるとうれしいものです。rピンポーンjの評価をもらうために何度も挑戦して、文字を覚えたのでしょう。ただし、正解のボタンを押せるのは、単音の問に対してだけです。複数の音を細み合わせた単語の場合はまだ正解のボタンを押すことができません。=意味が理解できないのかも知れません。また発音に関しては、母音そのものの発音ができていません。
 娘が興味を持てるような教育用具を与えてやれば、知的発達を促し、これらの課題を克服できると信じておりますし、親としてその義務があると思っています。その用具とは具体的には、まずはコンピユータを利用したマルテメディアの世界であろうと考えます。なぜなら五感のうちのできるだけ多くの感覚を刺激した方が興味を持ちやすいし、より高度な課題に挑戦しようという気を起こさせるためには、より強い興味を持たせる必要があるからです。このように考えながら、どのバソコンを購入すべきか、ソフトウエアはどのようにして捜せば良いかと考えていたところ、上記の記事に出会いました。障害者向けのコンピュータ利用に関して、種々の情報を提供していただけないでしょうか。

POEMに参加して
 石川県立七尾養護学校 小塚雄一郎 GHD00316
 大杉さんたちといっしょにPOEM稚内に参加さてていただきました。私は、30日に北海道新聞社を訪ね、北海道支部スタッフのみなさんと夜遅く稚内入りしまして一緒に準備の段階から関わらせていただきました。初めて会っても、まるでずっと前から知っているような全く違和感なく交わることができ、貴重な経験をさせていただきました。
 ワークショップ5「教育と福祉」では、「障害者のための入力装置利用について」インテリキー、ネックスオンボード、マウスエミュレータの利用、自作教材CD_ROMの紹介などでした。オープニングプレゼンテーションの内容をさらに深めた内容で参加された方からも積極的な意見が得られました。
 特に、中札別高等養護学校の鈴木・久保・渡辺氏から自作の国語教材「しりとり」を紹介していただきました。北海道の障害児教育に関わる先生方と十分に話をすることができましてとても有意義な分科会となりました。終わりの方では北海道の先生方だけで何やら相談がはじまりました。「北海道でもこんな活動を始めよう」なんてことになりそうでした。
 滋賀大学附属養護学校、石川県立七尾養護学校のFirstClassサーバーにTCP/IP接続し、三局チャット会談をしました。これはかなり盛り上がりました。ちょうど、七尾養護では教材研の教材作成合宿の最中で、前さんや川井さんがホームページづくりをしていました。チャットの経験はみな初めてで、いっしょに参加した初心者の方からも「すごいことでがきるんだね。」という感想を後日聞かされました。

広島から
 竹林地 毅 広島県立教育センター TCC00140@niftyserve.or.jp   いつも会報ありがとうございます。本センターもインターネットに接続できました。活用はこれから、、というところです。それと最近Oracle Media Object(OMO)での作品作りにとりかっております。

暑い宮崎です
 武富志郎 KHE02635
 暑中お見舞い申し上げます。インターネットもすっかり定着して,宮崎でもローカルのプロバイダー4,5社できました。残念ながら,私の住んでいる所からは市外局番になるので,まだ契約はしていませんが,センターからつないで時々ネットサーフィンをしております。
 さて宮崎特殊教育情報ネットワークを立ち上げるべく微力ながら推進を図ってきましたが,計画が認められ専用回線を1本もらうことができました。10月中旬に試験運用を開始する予定です。システムそのものは,予算の関係でテキストベースの昔のスタイルですが,来年度はセンターでホームページを開く予定なので,特殊教育のホームページはそちらに載せることになります。こちらの方も少しずつ作っているところです。皆さん方は,国内及び国外の特殊教育に関するホームページにをご存じのことと思いますので,そのhttpアドレスを教えていただけないでしょうか。
 大変お忙しいこととは存じておりますが,どうかよろしくお願いいたします。先日,宮崎大学の実践教育センターに伺いましたら,衛星通信を使った研修会ができるので,どうぞ使って下さいというお話でした。面白い企画を立てて,何かやってみたいなと心が動いているところです。

「ねっとでい」のイベントに参加して
 福澄節夫 setu@aqu.bekkoame.or.jp
 7月の上旬に行事がありましたので、パソコン活動も少しここのところ停滞ぎみでした。今月も来週12日から一週間と1日施設がお休みになるので、また9月から本格的に活動開始といったところです。でも、その代わりといっては何ですが、昨年の10月頃にインターネットを通じて知り合いになった方から突然メールが届き「ねっとでい」というイベントに施設の使用者を参加させる機会を持つことができました。
 さて、「ねっとでい」というイベントについてですが、NTTの若手社員が中心となった有志のボランティアの方々が開催したものでして、趣旨は「子供たちの中にネットワーク文化を醸成する」、「障害者の方など、まさに本来ネットに繋がることで恩恵を受けるべき層へのネット文化の浸透、あるいは、ネット文化を支えつつ不遇な環境にある人たちへのサポートを目指す」ということでした。
 開催された日は7月27日(土)、全国13ヵ所に会場を設け、共通のインフラとしてマルチメディア会議システム、インターネットアクセス設備が用意されました。その会場のひとつが北区立障害者福祉センターの建物内にある区民館として頂くことができたので、施設の使用者が参加できたのです。
 会場のほとんどはNTTの支店、ショールームなどで、変ったところではデパート(でもこれはNTTのイベントのおまけのような形になったそうですが)、個人のお宅、不登校児の自宅、サマーキャンプ(?)会場などがありました。要するになんでもありの状態で、準備期間も1ヵ月しかなかったこともあり、実績作りの様相でした。また、中心となっている方々は、本当にボランティア精神を発揮されて今回のイベントを開催されたのですが、何せNTT社員ということでかなり業務(仕事)として行わざるを得なかった部分もあったようです。
 内容としては、各会場をフェニックスというテレビ会議システムで結び、1時間の時間制限で10分間づつぐらい会場の実況紹介をする。ボード機能を使ってリレーイラストを行う。インターネットの体験をする。などといったものでした。参加者はほとんどの会場が小学生(今回は小学生にネット体験をさせるというのがメインでしたから)、テレビ会議でけんかし始めたのには苦笑してしまいました。
 うちの会場(十条会場といいました)はというと、近所に住んでいる社員の方が責任者となったので、近所の町内会、学校などにも参加を呼びかける予定でしたが、時間的に無理だったので結果的にはうちの施設の使用者だけの参加。ISDNを2回線引いてもらって、個人のパソコンを利用してという具合でした。フェニックス用のパソコン、カメラなどは用意してもらいましたが、、、
時間的には1時から4時半ぐらいまでで2時から1時間をフェニックスを楽しみ、あとはインターネットを楽しんだり、ホームページの仕組を少し教えてもらったり自分のパソコンで遊んだりしました。
 やはり、使用者の方々はフェニックスが楽しめたようで、CU-seemeなどとは違って他の会場は順番に見ることしかできなかったのですが、全国の会場の様子を見ることができ「楽しかった」「他の会場の子供たちと話してみたかった」などの感想が聞かれました。ちなみに、土曜日の開催ということで使用者は自主参加、僕はボランティア参加。僕以外のボランティアはNTT社員の方3名でした。
 まだまだ、どういうふうに展開していくイベントかは予想がつきませんが、今後も継続的に(年4回とか)行っていくようです。
僕は主に仕事に利用できると考えていまして、今後もボランティアとして参加していく予定でいます。今回の使用者の反応をみても参加できた意義は大きいし、今後も使用者のパソコン利用、インターネット利用を進めていくにも力になってもらえそうだからです。
 今日も打ち上げに参加してきたのですが、どうにか純粋なボランティアイベントとして継続していけるよう、第三者からみてNTT色がまったくなくなるようにと願わずにはいられませんでした。NTTの社員の方が、このようなボランティアイベントを企画することは驚くとともに、難しい面があることが分かるからです。下手すればNTTの業務(イベント)になってしまいますからね。。。今日の話しでは、スポンサーを早急にNTT以外に探して、組織も法人化しようとかいうのも出ていました。
 以上どこまで報告できたかはわかりませんが、どりあえずこういうイベントに参加しましたということです。もし、先生の方で興味をお持ちになるようでしたらご紹介したいとも思います。どういう方向に進んでいくかは本当に分かりませんが、初めに書いた趣旨通りに進んでいくのであれば、私たち(障害者のパソコン利用を考えている人たち)にとっては大きな力になるのではないでしょうか?

事務局から

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   以上9月の会報でした。次号をお楽しみに。