第81回関西例会のお知らせ
新刊書の紹介
第80回関東例会報告です。
1997年度自作教材集CD_ROM教材募集の締め切りが近づきました。
THE MAGICAL TOY BOXの資料をお分けします。
「2010年の養護学校はネットワークでこうなる」--自主シンポジュウムのお知らせ
パソコン利用の現場から
自閉症児を連れてアメリカへ
皆さんからのお便りです。
第81回関東例会のお知らせ
第3回MES九州例会の報告
673-14 兵庫県加東郡社町山国2007 兵庫教育大学 学校教育研究センター
0795-40-2205 phone
Email:成田 滋
Web上の会報URL:MES会報
第1章「初めまして」
第2章「私達の実際の活動から」
第3章「障害者のためのMacintosh選び」
第4章「障害者のためのMacintoshの基本機能」
第5章「障害者のためのMacintoshの周辺機器」
第6章「Macintoshを使いやすくするソフト」
第7章「Macintoshを核として活動している団体について」
第8章「これからのことを少し」
第9章「資料編」
「近視の人が眼鏡をかけるように障害を持つ人のコミュニケーションツールとしてコンピュータを使用しよう。しかし、現状のコンピュータはどうだろうか。そこで現状のコンピュータ(Macintoshを中心)の紹介と、「障害者とコンピュータの活動をしている団体」(Macintoshに限らず)の紹介を行い、私達はどう活動するかなど私案を紹介させていただいています。障害を持つ人、その家族だけでなく、コンピュータを使っている人、エンジニアなど読んでほしいと思っています。」
214頁 1750円
◎発行所 毎日コミュニケーションズ 102 千代田区九段南 1-5-13 共同ビル2号館 03-3230-3802
注:この本のテキスト版があります。ディスク1枚で、180円切手同封で入手できます。
○「障害者とMacintosh」の表紙
●「個別教育計画の理念と実践」
「近年、発達障害児・者の療育等において、時代の流れとともに一人びとりのニーズに応じた療育・教育・援助のサーピスが重視されるようになってきました。しかし、わが国の実情としては、従来の、教育や指導の枠組みに子どもたちを合わせていく傾向はまだ根強く残っています。そうなると当然、発達障害児・者に関わるサーピスを提供する側の発想や行動の転換が必要になってきます。財団法人安田生命社会事業団では、平成2年から5年間にわたって「中・重度発達障害児の社会的自立に向けての指導プロセス--年齢別の中心課題とその対応--」をテーマとして、研究・調査に取り組んでまいりました。調査・研究に際しては、多職種の専門家による研究会を結成し、会員の皆様が総力をあげて努力されてきました。その結果としてこのたぴ、わが国の文化等も考慮に入れた「個別教育計画の理念と実践」の報告書がとりまとめられました。」 約300頁。
発行所 財団法人安田生命社会事業団
03-3986-7021 2,000円
○「個別教育計画の理念と実践」の表紙
●「肢体不自由者のためのコミュニケーション機器」
この小冊子は、国立特殊教育総合研究所の松本廣氏の推薦です。" 機器を利用する人や援助者の地平で書いてあります。決して評論家や批評家のおかめはちもくではありません"というコメントがついています。¥300
発行所 東京いきいきらいふ推進センター 03-3269-4126
●教材募集締め切り: 1997年4月末日
●刊行予定: 1997年7月下旬
●開発環境: HyperCard2.0以上、Oracle Media Object、Expand Book、Action、Macromedia Directorその他
●教材の著作権: 教材開発者に帰属します。
●貯蔵媒体:128-230MO、リムーバルハードディスク、Zipなど
●媒体の送り先:
〒673-14 兵庫県加東郡社町山国 2007
兵庫教育大学学校教育研究センター
成田研究室気付 大杉成喜
直通 0795-40-2205
Email: osugi@sue.shiga-u.ac.jp
NiftySERVE: HGA01651
◎目次
イベント案内 2ページ
会の設立主旨 4ページ
MTBが出来るまで 5ページ
スイッチから始まるテクノロジーの活用について 9ページ
活用事例集 13ページ
1996年全肢Pの大会資料より 13ページ
機器の利用に至るまでの能力を発掘する・育てる 14ページ
外に向かう力を養い、向上心を育てる 17ページ
機器の利用 〜家庭と学校での実践 〜 21ページ
1996年府中養護学校文化祭資料より 25ページ
さとみちゃん 25ページ
たいちゃん、みいちゃん 27ページ
しょうくん 37ページ
だいちくん 40ページ
まさやくん 42ページ
めぐみちゃん 50ページ
さとしくん 52ページ
まなちゃん 54ページ
なおゆきくん 55ページ
あきこちゃん 59ページ
かつらちゃん 69ページ
障害者のためのシンプルテクノロジー講座 71ページ
雑誌等の記事より 84ページ
ニューズレター会員募集 88ページ
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興味のある方は以下の連絡先にお申し込みください。
THE MAGICAL TOY BOX
吉澤千恵 東京都狛江市東和泉2-20-5 Tel 03-5497-2140 Fax 03-5497-6766
金森克浩 NAH00531@niftyserve.or.jp
kanamori@koumei-sfh.setagaya.tokyo.jp
○パソコン利用のねらい
本校は、能登地区唯一の知的障害を持つ子どもたちの養護学校である。平成8年度「学校教育マルチメディア通信ネットワーク利用実験」NTTによりISDN通信、フェニックス(NTTマルチメディア会議システム)などの通信環境が実現した。能登の柳田村にある満天星(植物公園内の大天文台)をテレビ会議システムで結んだ授業を行ったり、広域学校間交流プロジェクト「メディアキッズプロジェクト」メディアキッズ・コンソーシアム 新谷 隆会長(国際大学GLOCOM)や滋賀大学教育学部附属養護学校のチャレンジキッズという知的な発達障害をもつ子ども達のためのネットワークへも共同研究校として参加することができた。パソコンを遠隔地とのコミュニケーションや表現手段として教育利用していきたいと考えている。
○パソコン利用の実践例
本校中学部在宅訪問学級から入学したM子は脳性小児まひの障害を持つ。在宅訪問学級の小学部高学年から、訪問学級担当教諭により、コンピュータを使った文字による表現活動を学習している。当初から運動機能障害による不随意運動のため、動かせる手の範囲に限りがあることからキーボードやマウスによる操作は非常に難しく、入力装置とプログラムの工夫がなされてきた。トーキングエイド(キー入力すると音声で返してくれる携帯型意思伝達装置)を使用したことばによる表現方法がある程度可能である。
M子に「PAD-BAC-80」ボードマイコンを用いてトーキングエイドを入力装置としたワープロソフトの活用を試みた。「PAD-BAC-80」は 埼玉県立和光養護学校の斎藤明朗 氏が開発したMac OSに対応した拡張入力装置である。埼玉県立宮代養護学校 中島明弘氏に作ってもらった。PAD-BAC-80とジョイスティック等を組み合わせることによって、難しかったマウスによる操作をより自由にこなすことができるようになった。作業学習(印刷班)の時間に、キッドピクス(絵描きソフト)でいろいろな絵を描くことができた。この活動は、ことのほか気に入ったようで、絵を描くことを楽しんでいる。彼女のオリジナルの作品を印刷製品として価値を見いだしていけたらと考えている。
9月に、電子メールを利用した障害児教育情報交換メーリングリスト「edhand96特殊教育共同利用企画」へ参加することができた。これは100校プロジェクトに参加している肢体不自由養護学校の東京都立光明養護学校が中心になり、インターネットと障害児教育について全国の学校教育関係者が参加するメーリングリストである。そのリスト上でM子の実践について紹介した。障害者の入力補助機器の「Ke:nx(キネックス)」を共同研究として借りることができた。(100校プロジェクト事務局・光明養護学校)
Ke:nxは、Macintoshを一つのスイッチやマウスエミュレーターで利用するためのインターフェースである。スキャン入力による日本語漢字変換ができる。キネックスを使って文字入力を試みた。
本校が参加するメディアキッズやチャレンジキッズは、『FirstClass』というサーバーソフトを使用することでMacintosh、Windows両方での利用が可能となる。また、画像ファイルや音声ファイルの添付も非常にわかりやすく子どもたちが使いやすいGUI環境で操作ができる。M子が描いた絵や文章(手紙)をネットワーク上にアップロードすることができた。
次の絵と文章は、M子がPAD-BAC-80やKe:nxを使って書いたものを、メディアキッズの「ひらがなの部屋」やチャレンジキッズ「小さな美術館」に載せたものである。それぞれ、他の学校の生徒や先生から返事をもらい、彼女なりにさらにたくさんの絵や手紙をネットワークをとおしていろんな人に知ってもらおうと意欲的である。
○指導するときに苦労したこと・工夫したこと
最初は、気持ちのあせりによるミスタッチが多かった。慣れてくると、一定のボタン位置で押すことができるので、トーキングエイドのように、あちこちに手を動かさなくてもよく、リラックスできるように思われる。まず、キネックスのオートスキャン方法に慣れるのに苦労したようだ。しかし、トーキングエイドに比べると、上半身の力の入れ具合が少なく、スムーズな姿勢での入力が可能になっている。将来性を考えるとキネックスの方が利用しやすい。漢字の変換などワープロソフト本来の機能の学習を理解し、印刷するまでの手順を覚えようと真剣に取り組んでいる。
○今後の課題
本校に在籍する運動機能障害を持つ生徒は肢体不自由養護学校や病弱養護学校に比べれば決して多くはないと思う。しかし、障害の多様化は、明らかに広範囲になって来ており個々の障害に応じたアプローチとステップが必要とされるわけである。
重度の障害がある人や知的障害をもつ人に対して、入力環境の工夫によってワープロを打つことは可能なのである。また、音声・映像・テレビ電話的利用等のマルチメディア通信環境の充実によって、その人たちが一般の人たちと同じようにコミュニケーションをとることは可能になったといえる。
絵本校におけるネットワーク利用の試みと情報機器活用の試みは、数カ月前にスタートしたばかりである。障害をもつ人たちが対等に社会に参加することを支援するために、マルチメディアの可能性やインターネットの効果的利用を様々な面から研究実践していきたいと考えている。
1. 我が家で行われたM-Team Evaluation
「学校や教育委員会の記録は、全て親が見る権利がある・・・・・・。」ウィスコンシン州の特殊教育に於ける親と子どもの権利をうたった書簡を、ミーティングのたびに手渡される。そして、特殊教育委員会と行き来している書類の写しが必ず私の元に届く。これを取りにわざわざ学校に出向かなければならないこともあった。
M-Team Evaluationの通知に目を通すと、疑われる障害の一覧にはCognitivedisability(認知発達障害)と Autismにチェックがしてあった。そこでわが家にテピの詳しい評価をしに訪れたのは、自閉症のスペシャリストであるジョエルとCognitiveDisability (CD) Program Support Teacher のベスだった。彼女達はたくさんの教材の入った大きな鞄を抱えて吹雪きの中を雪だらけになって現れた。
2. 教材を使っての関わり
彼女達が現れた時、テピは窓の外の雪をひたすら眺め続け、彼女達を無視していた。教材を使って何がどれだけできるか正確に見たいという彼女達の誘いに乗る気配は全くなかった。そこで先ず、私が教材を使ってテピと関わり、徐々にジョエルへとバトンタッチしていく方法をとることにした。ジョエルが持ってきてくれた教材はテピのレベルに合っていて、私もテピも迷うことはなかったし、前回の私の報告をよく把握してくれたことがよく分かった。
この方法はうまくいき、15分間学習を続ける事ができたことをジョエルは喜んでいた。ジョエルは時々シャボン玉を吹いて見せることでテピの視線を自分に向けさせていた。一度、ご褒美?気を引く?ためのお菓子(セサミクラッカー)をもらって食べるが、テピはその目的をくむ様子は見られなかった。
3. コミュニケーションカード
家で使っているカードを実際どう使っているのか見せ、それを具体的にどう変えるか話し合う。まず、ジョエルが加えて欲しいという言葉の絵カードを増やすことにする。新しい言葉の絵は、コンピューターに入力してある絵を参考にしながら、私が書くことになった。そしてカードの上端には英語、下端にはローマ字を添えた日本語を明示する。テピが理解しにくいと思われる言葉には写真を撮って貼る。「おやつ」の絵は学校で用意できるものに限定すること。「ごはん」の絵も学校のホットランチに変えることなども付け加わった。カード作成作業は全面的に私に任された。ジョエルに合う度に作ってほしいという言葉が増え、結局は40枚余りのカードを作ることになった。
4. テピの好きな物
テピの気持ちを落ち着かせられる物、やる気にさせられるものについて、前回に続いて具体的に試しながら話し合う。音楽、ビデオ、運動、食べ物、接し方などあげる。実際、好きな音楽を聞いて足踏みしながら笑うテピを見て、ジョエルもテピの手を取ってにこやかに一緒にリズムをとっていた。テピの好きなジャパニーズティー(ほうじ茶)も試飲してもらう。子どもを誉める動作は、日米ともそう変わらないことも分かった。そして、ジョエルの提案の、テピの好きなカセットテープの入ったウォークマンと、ほうじ茶の入った携帯用ポットを毎日学校に持っていかせることに同意した。
5. その他
ベスがテピの学習能力の細かいことを私に聞き、記録をとる。約2時間にわたるのわが家でのミーティングは、4日後に学校に於いてIEP作成のためのミーティングの約束をして締めくくられた。この時、テピがホームスクールに通えることと、そこには専門の先生がいることを知ることができた。3日後に郵送られてきた、行政官のサインいりのM-team Findingの通知には7ページに埋められたテピの評価と、勧めたい教育やサービスの内容、親の評価まであった。
(注) M-Team Evaluation とはMulti-DIsciplinary Team Evaluationといわれ、文字どおり訳しますと、「専門家による診断判定委員会」といいます。これは、いわゆる個別教育計画をつくるための手続きのひとつです。 (成田)
(本稿は、佐藤裕氏の許可を得て掲載しています。どうか感想をおよせください。)
●静岡でもMESのような例会を
前田卿子 静岡医療福祉センター sifc@fuji-mt.or.jp
昨年暮れにMESの会員になり、今年1月には横浜の関東例会に参加しました。永田、佐原先生らにお会いし、いろいろなコンピュータ情報を教えていただきました。今年2月から、Performa5280、タッチパネル、KENXなどを揃えて、障害児のリハビリプログラムにコンピュータを利用しています。2月には併設の静岡南部養護学校へ中邑先生をお招きして講演していただきました。3月のマジカルトイボックスの例会にも参加してきました。インターネットも開設し、ようやく当センターのホームページを作りました。
●周辺機器の購入
竹林地 毅 広島県立教育センター TCC00140
ご無沙汰しております。4月からも引き続き教育センターにおります。内部の機構改革で、所属の名称が変更になりましたが、仕事内容は同じく研修、研究、教育相談の3本です。昨年度の研修生の加地先生がOMOで様々なスタックをつくられましたが、私は事務仕事に追われて、まったく構想も練れない状態です。
さて、念願がかない教育センターに次の機器が導入されました。仕事の中で活用するだけでなく、必要としている方に使っていただけるような運用ができないかを検討しています。
1 ヘッドマウス
2 タッチウインドウ
3 スリーアームなどセッティング用アーム
4 メッセージメイト
5 ウオーカートーカ
6 アルファトーカー
7 キネックスオンボード
これらが複数配置されていることも強味ではないかとおもいます。ぼちぼち広島でもこれらの活用を考える機会が増えてきています。よろしくご指導下さい。
●『障害者とMacintosh』と愛泉ホーム
小川美紀雄 障害者とワープロパソコン通信研究会
mikioo@pis.bekkoame.or.jp
『障害者とMacintosh』を出版してからいただいている暖かなお言葉をありがとうございます。本当は、1年前にでているはずだったのですが、仕事のつごうで、つめができなくて2年たってしまいました。成田先生がアップルディスアビリティセンターをご紹介していただいたり、中邑先生をご紹介していただいたおかげで、何とかまとまった本の形になりました。
MESもたくさんの支部ができて、とってもすてきな活動になりましたね。土曜日の午後ということで、私には例によって仕事がありますので、参加できませんが、あの焼き肉やの頃を思い出すと、なぜかファイトがわいてくる思いがします。
愛泉ホームは、一時は25名いた職員が、現在は8名になって、この人数に2名の臨時をプラスして、学童育、老人活動、配食活動、デイサービス、乳幼児活動、障害者活動など事業を展開してます。誰か一人でも倒れたら、活動が回らないという事態です。でも、昨年の県の案では、7名で、臨時はつけないということでしたので、住民の皆さんの活動がくい止めたというところでしょうか。さらに来年は職員を限りなく0に近い人数にするといっていましたが、それも大型バスを連ねて住民と組合が一緒になった抗議行動を3回くり返したことで、うやむやになりました。どちらにしても、県がいつまでもやっているのではなくて川崎市にはやく移管できるように進めてもらいたいものだというのが住民組合の一致した願いです。
もし職場を失ったら、横須賀老人ホームに行って、先生の旧職場に誰かを訪ねていくのもいいかなあなんて、または三浦しらとり園に皆さんを訪ねに行くのもいいかなあなんて思ったりして・・・この愛泉問題を長期に抱えながらの「障害者とMac」の執筆でしたので、逆に執筆が息抜きになるときもありましたし、愛泉問題の運動が厳しいときに、原稿の締切が重なったりして、この3月はてんやわんやでした。
●ごあいさつ
中島康明 大阪府立盲学校nakajima@cc.osaka-kyoiku.ac.jp
この度4月1日付けをもちまして大阪府立盲学校へ転任致しました。大阪教育大学附属養護学校在任中は、なにかとお世話になりましたこと深く感謝申し上げます。赴任して3年間、障害児教育における指導方法の研究に取組みました。オンデマンドカラーDTPによる印刷の指導やインターネットを活用したコミュニケーション指導などに取組み、さらには情報化に関するいくつかのプロジェクトへの参画という貴重な経験も積むことができました。
それらを通して何にもましてひととネットワークの大切さを学びました。学校を変わってもそのことは大切にしていきたいと思っています。新しい任地で、今まで賜りました御厚情を胸に刻み、鋭意努力致したいと存じています。なにとぞ今後とも相変わりませず御厚誼のほどお願い申し上げます。
本来ならば、拝眉の上ごあいさつ申し上げるべきでありますがとりあえずmailをもちましてごあいさつ申し上げます。ということで今後ともよろしくお願いします。
中島 康明 4月から [大阪府立盲学校] 〒558 大阪市住吉区山之内1-10-12
Tel 06-693-3471 Fax 06-693-1504 nifty:MHG03143
nakajima@cc.osaka-kyoiku.ac.jp
●パソコンバンク御中
横山留美 東京都 yokoyama@mtcnet.co.jp
この度初めてメールを送らせて頂いております。大阪府箕面養護学校の伊東昭巳先生より貴団体をご紹介頂きました。私共は、MAC(マック)検定委員会と申しまして、パソコンのマッキントッシュの利用者対象にその利用技能力をはかる資格検定を実施しております民間団体です。私はその事務局を担当しております。
当検定へのお問い合わせやご質問等で、障害者の方よりご連絡を頂くこともございます。しかしながら、正直なところを申しまして私共の支援体制等の不足な面や市場調査の働きかけがおこたっていることが主な原因で、障害者の方の志願率は年間1%に満たないばかりか、受験後のリピート率の低下も止めることができないといった状況下にあり、抜本的な改革が急務とされる中、日々活動を模索している段階なのです。資格本来の価値が問いただされている中、徹底した市場ニーズを得ることで障害者の方にもいずれ生涯学習の一環として、検定をレベルアップの尺度にして頂けるような資格を作って参りたいと私は思っております。
運営人員が少ないこともあり、微力ではございますが、貴団体の活動へお役に立てるようなございましたらお声をかけていただけますようお願い申しあげます。また、当委員会のホームページ( http://www.mtcnet.co.jp/mul.html)をご参考までにご高覧下さいますようお願い致します。
MAC検定委員会
東京都千代田区神田小川町3-8 中北ビル5F
TEL 5259-9513 FAX 5259-9705
事務局 横山留美
●制作:成田 滋
●編集:曽根秀樹