■目次■第77回関東例会のお知らせ 第77回関西例会のお知らせ 第75回関東例会の報告 MES自作教材集CD_ROM97の刊行と教材の募集 東京講習会のお知らせ 100校プロジェクト活用研究会(佐賀)ご案内 第14回クロージングザギャップ(Closing the Gap)年次大会報告 自閉症児を連れてアメリカへ 市販教材の紹介 自作教材の紹介 皆さんからのお便り 事務局より年末のご挨拶 673-14 兵庫県加東郡社町山国2007 兵庫教育大学 学校教育研究センター 0795-40-2205 phone Email:成田 滋
Web上の会報URL:MES会報
このCD_ROMに収録した教材を開発した人は主に小中学校の教員や親で、教材作品に流れるコンセプトは、遊びを通して学習のレディネスの育成、表出活動による創造性の育成、調べや探索・学習シュミレーション学習の支援、教科別の予習や復習の支援などとなっています。
おかげさまで自作教材集CD_ROMは好評で、いろいろな雑誌や新聞、親の会などの機関誌で取り上げられ、学校や家庭で使っていただいております。このたび97年版を製作することになりました。96年版と同様に97年版も教育目的のために非売品となりますが、送料などの実費はユーザーからいただき、これを基金とし増版や次作の教材制作に使いたいと考えております。教材を共有することに賛同される方は、どうか周りの方々にお声をかけてくださり、このCD_ROMに教材作品を収録さるれるようお勧めください。
●教材募集期間: 1996年9月1日-1997年1月31日
一次締め切りは12月21日のMES関西例会です。ここで、作品の紹介と検討を行います。すでに作られている作品は12月15日ごろまでに送って下さると嬉しいです。作品は、著作権の検討でかなり時間がかかります。
●刊行予定: 1997年4月
●開発環境: HyperCard2.0以上、Oracle Media Object、Expand Book、Action、Macromedia Directorその他
●教材の著作権: 教材開発者に帰属します。
●貯蔵媒体:128-230MO、リムーバルハードディスクなど
●媒体の送り先:
〒520 滋賀県大津市際川3丁目9-1
滋賀大学教育学部附属養護学校
大杉成喜
Email: osugi@sue.shiga-u.ac.jp
NiftySERVE: HGA01651
●問い合わせ先:
〒673-14 兵庫県加東郡社町山国 2007
兵庫教育大学学校教育研究センター
成田 滋
直通 0795-40-2205
Email: naritas@ceser.hyogo-u.ac.jp NiftySERVE: MGH00175
障害者とコンピュータ利用教育研究会のホームページ:
http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/narita/mes/mes.html
1.指導法はロバース法が基礎になっている。
マットはこのようなことを言っていた。「テピの指導はロバース法を基盤とした”Discrele Trial Format”と呼ばれるものである。なぜテピが気を散らさないよう狭い場所で、1対1の学習をするかという理由はここにある。」
「私たちがテピの指導の最初にしたことの一つに、絵を指ささせることがあるが、絵を見る(look)、そして指さすことが、本当にテピがものをしっかり見させること(理解させること)の基礎になる。”see”ではなく”look”がテピが学ぶことを助けてくれる。」(私も英語の”hear”ならできるが”listen”はできない。と言うと同意してくれた)。
「ケビン(助手)がテピとしている学習は視覚判断力を覚醒させ、見る(学ぶ)ことを助ける。一年後にはテピは簡単なコミュニケーションシステムを使って私たちにたくさん話しかけてくれることを信じている」。「テピが私たちと学び、コミュニケーションをとるための一番いい方法を形作るために今一生懸命工夫している。テピが日本に帰ってからも役立つようにと、大学の特殊教育科の先生とも相談しながら色々考えていきたい。」。「今、校長先生はテピの通訳を捜しているところだ。一月ぐらいから来てもらえるかもしれない。テピが発する言葉の意味を知っていたほうがいいという理由で、長期間必要だとは思っていない。」(通訳に、独特の話し方をするテピの言葉を聞き分けられるだろうか?という疑問は残るが、そのことは承知の上でのことなのでおまかせすることにした。)
2.家族の幸せが私のゴール。
これもUSの教員教育の成果だろうか。「私のゴールはあなたやあなたの家族の幸せです。」とはっきり言っていた。だから家族の要求度の高いものから取り組んでいきたい、と言ってくれるので何でも言いやすい。まだまだ解決していない、体調不良の伝達方法と時間の概念を育てる方法を尋ねてみた。体調不良については、「学校では至って元気なので指導しようがない。」というので「もちろん私のホームワークになることは承知の上です。アイディアだけでいいのです。」と言うと、色々な感情を表す絵を使うことを提案してくれた。今日と明日の区別すらつかないテピで、そのために機嫌をそこねることがある。これはやはりカレンダーの活用を提案してくれた。
3.21歳まで「教育を受ける権利」が保証されている。
マディソンではテピのような子どもは、どのような教育課程を経て大人になっていくのかということを尋ねてみた。小学校が1年生〜5年生中学校が6年生〜8年生高校が9年生〜12年生職業訓練校が2年間、人によってはそれ以上。その後は(Sheltered Workshops)や(Comunity Employment)というサポートされた地域雇用制度により、仕事につくことができる。(突っ込んだ質問ができず、状況がよく掴めないままの私だが、帰国する頃までにのんびり理解していこうと思っている)。また、本人と親が望めばグループホームで生活できる。ただグループホームはウェイティングリストがあって、今テピの年齢で登録しておけば大人になったころは入れるはずだという。
普通の子ども達は小学校〜高校まで(18歳)で義務教育(法的に教育を受ける権利が与えられる期間)は終わるが、障害児の場合はその後の訓練校の2年(21歳)が加わるそうだ。日本の私たちが住む地域の事を考えると(障害が重いと15歳で在宅を強いられることがまだまだある)、本当に羨ましい限りである。高校の4年間はVocational Skills(職業訓練)が中心になり、テピの校区であるウエスト・ハイスクールのVocational Skillsは素晴らしいと言う。IEP作成の際、お世話になったCD suport teacher のベスは、Vocational teacherとして14年間勤めたのだそうだ。テピが現在指導を受けているるアカデミックな課題は、全てPre-vocational(職業前課題)の意味を持つのだそうだ。
4.マットのピアスは輝く。
その他、薬について聞かれた。テピには必要性を感じないと答えると、マットも同意した。超多動なジョナサンについては、違った意見を持っていた。実際使っている教材やジョナサンの学習風景を見せてもらい、家で応用でき そうなことはないか聞かれた。なぞり書きの教材に関しては日本語(ひらがな)に変えてもらうことにした。そのための教材作りは手伝うことになる。「休み明けにもう一度ディスカッションしましょう。」と言ってくれたマットに、「あなたはとても忙しいのでしょうね。」と(先生=忙しい)という図式ができている私はつい、言ってしまった。するとマットは「生徒とその家族を援助するのが私の仕事であって、そのためには、決して忙しいということはない!」と"NEVER"を強調して言った。この時、マットの左耳のピアスがひときわ輝いて見えたのであった。
II. インターナショナル・ウィーク
●インターナショナルウィークとは
ショウウッドヒルズスクールの年間最大の行事がインターナショナルウィークである。世界から集まった大学関係者が多く住むインターナショナルなこの地域を巻き込み、2月から準備が始まり、3月第3週目に行われたの民族衣装パレード、各国のパフォーマンス、フードフェアと賑やかに幕を閉じた。各クラスは自分たちのテーマとする国を決め、あらゆる方法でその国のことを勉強していく。そのために惜しげもなく時間と労力を費やす学校の姿勢に私はある種の驚きを感じた。日本でいったら”ゆとり”或いは”無駄”と捉える人もいるに違いない行事にどれだけの時間を子供達が費やしているかを、日本をテーマに選んだ2クラスの様子を記すことでわかっていただけるだろう。
日本をテーマに選んだのは1年生のコールウェル先生、と3年生のペイトン先生の2クラスだった。この2クラスのこの行事に取り組む様子をかいま見ることができたのは、私がふたりの日本人(双方長年米国に住み完璧な英語を話す)と一緒に、習字と折り紙とちぎり絵を子供達に教えに行ったからである。各教室は3月に入るのも待たずに、テーマの国に合った飾り付けや展示をしていた。私もこのために、日本から持ってきていた浴衣やげた、浮世絵、あやとりや学習書やマンガなどの子供向けの本を貸し出していた。
●習字
最初はペイトン先生のクラスのお習字だった。クラスに訪れた日本人のおばさん達に子供達は「こんにちは!」と日本語でにこやかに声をかけてきた。教室の壁には”HAIKU”と書かれた大きな文字のまわりに子供達が作った俳句と一緒に、墨絵のつもりだろうか、白黒の濃淡で描かれた子供達の絵が展示されていた。私は日本から持ってきた筆と墨汁を使って、先生のリクエストである”平和”の文字を黒板に貼られた紙に大きく書いて子供達に見せた。私の傍らでTさんが解説をいれる。
Tさんの解説は私が聞いても面白いもので、習字の歴史から、漢字の日本と中国との違いまで上手に説明していた。折り紙の解説を聞いたときもそうであった。外国に来て自国の文化をさらに深く知るとは、変な話だが、よく聞く話でもある。書き順などを丁寧に説明して聞かせ、それから子供達はそれぞれ自分の作品に取りかかった。子供達は黒い絵の具に水彩用の筆で画用紙にどんどん書き出した。
えーっ、今の説明どういう風に聞いてたのよー。と思わず叫びたくなるような惨状が目の前に広がっていく。書き順めちゃくちゃ、文字のバランスがた崩れ、線をペタペタ何回も塗りたくる、余計な飾りを付ける子もいる。中国人と韓国人の子なら少しは.......と思って見に行ったが、他とほとんど変わらない。でも子供達は本当に楽しそうな表情で書いている。私達3人は子ども達のテーブルを回り、ちょっと手直しをしてあげたり、質問を受けたりした。筆順を教えようともしたが、それは意味のないことだとすぐに分かったのでやめた。習字はこの子達にとって、楽しいアートでいいのだ。”平和”を描く記号でいいのだ。そう思った。それでも何枚も書いているうちに段々と形はさまになっていった。名前を書く時、カタカナで自分の名前を書ける子が何人かいて、日本語の勉強もしていたことを想像できた。新たに覚えたい子には、その子の名前の発音に近いカタカナを選んで教えた。
後に子供達の元気な作品は、教室の天井から万国旗のように吊るされ、しばらく教室を賑わしていたのだった。
●ちぎり絵
”ちぎり絵”と聞いて、どんなものかピンとくる日本人はどのくらいいるだろうか?日本でも、あまり普及していないこのアートを子供達に教えることになったのは、たまたま私の母が”ちぎり絵”を趣味としていたことが発端だった。私はこの行事の全てが初体験で珍しかったが、TさんとNさんは毎年同じ事を教えるのに飽き飽きしていた。「子供達にさせて楽しめるようなもの何か思いつかない?」と言うTさんの問いかけに私は軽い気持ちで、母の趣味であるちぎり絵のことを話した。それを聞いたTさんは「私自身も楽しめそう!ぜひやりましょう!」と乗り気になったのだった。
”ちぎり絵”は手漉きの和紙を手でちぎり、糊で貼り重ねていくことで独特の色彩と陰影のある絵画を作りあげるものである。母の作品はたくさん見てきてはいるが、実際にやったことの無い私は、このために母から送ってもらった本を読みながら、練習をしなければならなくなった。「和紙に触れているだけで、楽しく穏やかな気持ちになっていくのよ。」と以前、母が言っていたことを思い出した。悪戦苦闘しながらも和紙の強く長い繊維のふんわりした美しさに触れてみると、そのことが分かるような気がした。
先ずは、ペイトン先生のクラスでの講義だ。Nさんが図書館で調べてきてくれて、パピルスから始まる紙の歴史から、製法や生産地、最後の和紙についての説明をしてくれた。そして、私が実際に小さな作品を作って見せながら、皆に手順など説明する。英語で解説することに自信が持てなかった私だが、「ここの小学校の子供達は変な英語に慣れているからだいじょうぶよー。自分でやってごらんなさい。」とTさんとNさんに変な励まし方をされてその気になったのだった。彼女達が言ったように、子供達は私の変な英語を熱心に聞いてくれた(いい子達だねー)。解説の最後に「何か質問ありますか?」と付け加えると、いつも必ず数人は手を挙げる。これが恐怖で、子供の話す英語はわかりにくい上に、答えようがないような飛んだ内容だっだりする。こういう時はTさんが、私の代わりにさりげなく上手に答えてくれるので助かった。校長先生や美術の先生も見学に来て、ちょと緊張した1時間だった。このアートの呼び方について聞かれたが英語に直訳するとあまりにも味気なくなるので、”CHIGIRIE ART”と名付け、そう教えた。こう呼んでアメリカに伝えたのは私達が最初かもしれないと思うと胸が躍る。1年生と3年生の2クラスで教えたのだが、子供達の作った自由な作品は思った以上に、面白く楽しいものだった。
●折り紙
折り紙は米国では結構ポピュラーなものになっているように感じる。私達が住むコミュニティーのセンターハウスのシンボルが折り紙の鶴だったり、カルチャースクールの講座のひとつに”ORIGAMI”という欄があったり、本屋さんに行けば折り紙やその本も売っている。一度市内最大の本屋へ行った時、幾何学図形の複雑な折り紙(というより切り紙)の本を見つけた折り紙大好き少年の次男は、それを欲しがった。買い与え、家に帰ってよく見るとその本は made in Japan だった。ある植物園で行われたアートフェアに出かけた時、たくさんのアートが並ぶ一角に、きれいな和紙でオーナメントとして作られた折り鶴が1個6ドルで売られていた。その高額さに驚いた私だったが、一緒に展示されていた広島の平和公園の千羽鶴の写真と解説文を目にすると、鶴に込められたた想いの重さがじわじわと胸を締め付けてきて、なんとなく納得してしまったのだった。
コールウェル先生のクラスでは、折り紙の風船と三角帽子の折り方を教えた。Tさんは元数学の先生だったということも関係しているように思えてならないが、折り紙には精通しており、自分で作ったたくさんの大作を持って来て見せてくれた。子供達と一緒に紙を折り始めて、紙を折るという感覚が、折り紙に馴染みのない子供たちにとっては本当に大変なことなのだと、私はこの時初めて分かった。角と角を合わせる、指の腹で隅から隅まで折りすすむ、それが難なくこなせる子がいれば、感覚として理解できないようで、うちのテピに教えるように手を取ってゆっくり教える必要がある子供もいた。出来上ると皆嬉しそうに三角帽子をかぶり、風船をぽんぽんついて遊んでいた。
予め折り紙で折ったキャンディーボックスに雛菓子(雛霰や金平糖など日本から送られてきたもの)を入れて、子供達ひとり一人にあげた。きれいな干菓子など雛祭りや春の和菓子は重箱に入れて、和紙で作ったお雛様と一緒に”見るだけ”ということで教室に展示した。
●その他
私が関わった以外には、「かぐや姫」や「かさ地蔵」の紙芝居(もちろん英語で)、日本を紹介するビデオ鑑賞、日本の学校についての解説と質疑応答、俳句、簡単な日本語等に取り組んだようだった。ドレスパレードはヨピが青い絣のウールのアンサンブルの着物と、私の赤いはなおのげた(適当なのがなかったし、誰も気にする人はいない)を履いて出た。もう一人の日本人はアメリカ人との混血のアニカちゃんというとてもかわいい3年生の女の子で、きれいな振り袖がとても似合っていた。控え室でのこの子の帯結びは皆の注目の的だった。”着物=美しい=高価”という観念は米国では一般的に定着しているようだ。この華やかでかわいらしいパレードを目にすることで、たくさんの国から子供達が来ていることが一目瞭然だった。(約50カ国の内19カ国が参加)。ドレスパレードに続き、国ごとの子供達によるパフォーマンスがあった(今年度日本は参加しなかった)。この日のドレスパレードとパフォーマンスはテレビで何度もで放送されたそうだ。
締めくくりがフードフェアだ。15カ国が参加し様々な料理が並んだ。私は巻き寿司を作ってだしたが、作った人の名前と材料(アレルギーや宗教など食物制限のある人のために)は料理と共に明記しているので、何日もしてから「あなたの作った”スシ”おいしかったわよ。」と言ってくれる人が何人もいて嬉しかった。
●Thank you カード
この行事が終わってから、約一週間後にコールウェル先生(一年生)とペイトン先生(三年生)のクラスの子供達からたくさんの御礼状が届いた。一年生はまだ文字を習っていないので、先生の書いた感謝の言葉の回りに一人ひとり自分の名前の寄せ書きがあった。三年生は一人ひとり手作りのカードにきれいな文字で立派な文章が綴られていた。時間をかけて一生懸命書いたことが想像できるカードだった。子供達の感想はひとり一人少しづつ違っていて、ちぎり絵が一番楽しかったという子、お習字が良かったという子、日本は素晴らしい国だ、興味深い国だ、美しい国だという子、また、たくさんの子が雛菓子のことに触れ美味しかったという(やっぱり子供だね)、そしてぜひ日本に行ってみたいと。
ぜひまたクラスに来て欲しい、私はあなたの友達です、とか決まり文句なのだろうけれど暖かい言葉の連続のカードを次々と読み進んでいくうちに、私は胸が一杯になった。日本の伝統的な家を作っているのは木と紙。その中で発展していった日本の文化を見直すいい機会を得られたことと、子ども達との楽しいふれあいは、私にとっていい思い出となったのだった。
●「キッドピックス3.0J」
お絵かきソフトの元祖ともいうべきキッドピックスがバージョンアップしました。主な改良点ですが、「塗ってみよう」の機能追加、「ゴムのスタンプ」の追加などです。1.2Jからのバージョンアップの価格は3500円となっている。
発売元 インタープログ 03-3288-1363
●「トルーディのちりとじかんのおうち」他2編
このソフトは、数年前にEDMARK社がだしたのものですが、こんど「シンキングコレクション2」、「ミリーのさんすうのおうち」と一緒になって9000円で発売されています。「トルーディ」は、時間を言葉で表現したり、時間の経過の概念、時間の単位の比較、それから地球儀での地図の関係の発見、世界の大陸、海、方向の感覚を学ぶものです。「シンキングコレクション2」は、目にしたものを耳で表現するなど、視覚と聴覚による記憶、空間の位置関係などを学びます。3-6才の子どもに作られています。「ミリーのさんすうのおうち」は、数字、数え方、パタン、問題解決、大小、形などを学ぶゲームです。
◎販売元 システムソフト 092-752-5264
●防災教育学習ソフトウェア「阪神・淡路大震災に学ぶ(資料編)」
ー体験を風化させず、学び、語り継ぐためにー
特長
・マルチメディアを活用した学習用ソフトウェア
・大震災に関する多数の資料を収録
・ビデオ、写真、音声、作文、統計をデジタル化
・手持ちの資料も追加可能
三大機能
・シュミレーション
安全な家具の配置を学ぶことができる
・データベース
必要な資料を簡単に探し出すことができる
・プレゼンテーション
生徒の教材提示、児童生徒の発表がコンピュータ画面でおこなえる
◎開発元 兵庫県教育研修所 0795-42-3100
上谷良一氏 0795-42-5393
●「ひらがなスロット」
単語を塊として理解している段階から,一文字への意識を高めることをねらった教材。ボタン操作で,単語の一文字目だけが回転して静止。次に,単語の残りが現れる。単語に対応した音声や画像を見ることができる。正解,不正解を問う教材ではなく,教師と児童が,文字や単語を見ながらやり取りするための教材。
問い合わせ先
弘前大学教育学部附属養護学校 西沢勝則氏らへ nisizawa@fed.hirosaki-u.ac.jp
0172-36-5011
●「さるかに合戦,ひらがなでつくろう」
さるかに合戦に出てくるものの名称を,文字チップで構成することが課題。正解すると画面上のグレーの絵がカラーに変わっていく。
問い合わせ先
弘前大学教育学部附属養護学校 西沢勝則氏らへ nisizawa@fed.hirosaki-u.ac.jp 0172-36-5011
●ご無沙汰しています
福庭さん fukuba@pop.dtinet.or.jp fukuba@pop.dtinet.or.jp
ご無沙汰しております。でも,会報は毎回しっかり読ませていただいております。広島市立広島養護学校から転勤して普通学級に入ったものの,ふたたび障害児教育に舞い戻ってきて早半年,ぼちぼちやりたいことを進めております.現在は,学校に1台だけある(!)富士通のTownsGareで音入り絵本を作ったりしています。これが結構好評で,子どもの姿が見えなくなったと思ったら,パソコンの前に座って真っ暗な画面に向かってしきりにしゃべっていたりします。僕が個人的に持ち込んだPlusでもやってみたのですが,遅い,白黒,などで,このパソコンの前には全く寄りつかなくなってしまいました(^_^;)もう少し工夫が必要ですね。エネルギーを吸収したいので例会にも顔を出したいのですが,最近生まれた長男がかわいくてかわいくて...もう少し落ち着いたら例会の隅っこに座らせてください。
●横浜から
舞薗恭子 横浜市立共進中学校 BXI10446
はじめてメールをお送りいたします。国立特殊教育研究所の佐藤正幸先生よりご紹介いただき、今年の春から“MES”の会報をお送りいただきまして、ありがとうございました。9月に横浜で関東例会が開かれた折りに、初めて“MES”に参加させていただきました。“MES”をいただいていながら、今一自分の中で明確ではなかったのですが、晴れて入会させていただきました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。“MES”の皆様に出会い、はじめてマックを楽しんでいるたくさんの方々に出会って、感激いたしました。今までは、NECのユーザーに囲まれていたので、ほっとしたという感じです。皆さんのレベルには、とても近づけそうもありませんが、自分なりに楽しみながら取り組んでいきたいと思っております。
最近、注文していたニュートン(MessagePad 130)が届きました。だんだん身辺はハイパーになってきますが、頭の中まではハイパーになれずに四苦八苦しています。ハイパーカードも使いこなせずにいますが、諦めず楽しくやっていきたいと思います。近いうちに、今年の3月にまとめた、ささやかなレポートを送らせていただきます。なんとか聴覚言語の障害のある子供たちの発想や個性を大切にしながら、難聴言語学級におけるコンピュータの活用の一端を模索したものです。4月に新設の中学校の難聴言語教室に転勤してきて、小学生とまた異なる活用について模索中です。また、こんどは、ぜひ教材づくりにもトライしたい、などど夢はふくらみますが、はたしてどこまでやれるやら・・・これからいろいろアドバイスがいただけましたら幸いです。
●本校のページ開設
本多恆芳 新潟県中魚沼郡津南町立中津小学校 nakatsu@nsv1.tiara.or.jp
昨年より現任校にて仕事をしております。はじめてメールでご連絡申し上げます。当校もインターネットに接続できました。当校もweb上でホームページを開きました。そのアドレスは以下の通りです。
http://tiara.or.jp/~nakatsub
小学校に来て、特殊教育が原点であるとの言葉の幾分かを納得している毎日です。それにしても先生方の何という忙しさでしょうか。自分を見失ってしまっておられる方々も多いのではないかと推察されます。ですから今まで学んだ特殊教育の経験から何らかのお手伝いができればよいと常日頃感じております。以後も引き続きお仲間に加えていただけたらとお願いしましてとりあえずのご挨拶と致します。
今年より、現在兵庫教育大学で2か年の研修を続ける仙台第一中学校教諭の曽根秀樹氏が、印刷媒体とWeb上の会報を編集してくれています。編集に関するご意見、提案をお寄せ下さい。