■皆さんからのお便り
夏休みの過ごし方
 山平喜一郎 明石市 k-yamahr@psn.or.jp

 山平です。学齢期の障害児のいる家庭では、夏休みや春休み等長期の休暇をどう過ごすかが大きな問題ですね。親子 2 人で 24 時間家庭にいますと、いろんな葛藤が生じることになり、問題点はわかっていても具体的な解決策がなかなか見出せずに苦しむお母さん方もおられます。
 「夏休み学校」を創ったというのはすごいですね。指導員や場所の確保、費用負担等解決しなければならない課題が多々あります。メールによりますと社協、教育委員会を含む非常に広範な人達の協力を得て実現しているようですね。どのようにしてそれらの人達の協力体制を作り上げたのか、また「夏休み学校」の規模、授業内容、運営体制等報告いただければ、他の地区での取り組みの参考になります。
 その仕組みを作り上げるのに東奔西走されたことでしょうが、その時お子さんの世話はどうされていたのか興味があるところです。是非教えていただきたいと思います。学齢期が終わっても、土日その他の休暇を知的障害者がどのように過ごすべきか。頭のいたい課題です。重度障害の場合、一人で外出したり、友達と遊んだりできませんので、家族の誰かが相手をしてやるか、自分一人で何かをして時間を過ごすかという選択になります。何かに興味を持てるといいのですが、そうでないと時間をもてあましてフラストレーションが溜まることになります。休日に地域で安心して過ごせる場があったり、障害児・者が気楽に参加できる行事や集いがあればいいのですが。

→[Top Page へ] →[前の Contents へ] →[次の Contents へ
under