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神戸市は学習障害児に教員補助者派遣

 神戸市教委は、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の子供を支援するため、9 月から市立小・中学校計 25 校に、教員補助者を派遣する事業を始める。6 月から 9 校でモデル事業として先行実施しており、公募で 16 校を選ぶ。同市教委によると、同様の制度は、全国の政令指定都市で初めてという。
 LD は話す、聞く、読む、書くなどの能力に部分的な遅れや偏りがある状態。ADHD は落ち着きがなく衝動的な行動が特徴とされる。同市教委によると、教員補助者になるのは、神戸大や武庫川女子大など LD の研究が進んでいる 6 大学の学生、教員のボランティア約 90 人。1 校を 2〜3 人で担当し、週 2 回程度派遣する。児童・生徒 1 人 1 人に合った指導を行う。1 校に計 50〜100 日間配置される。

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