■皆さんからのお便り
大変ご無沙汰しております
 斎藤明朗 埼玉県立川島ひばりが丘養護学校 maze@aa.mbn.or.jp

 こんにちは、皆様にお便りをお送りするのは何年ぶりになるでしょうか。ご存じでいらっしゃいますでしょうか、もと埼玉県立和光養護、現在は埼玉の肢体不自由の新設校、埼玉県立川島ひばりが丘養護学校に勤務しております、斎藤明朗です。MES では、大変お世話になりました。
 数年前、体調を崩してから先進的な活動は控え、地味な玩具でのコミュニケーションや、自作教材教具への開発に移っております。しかしながら、まだ、県内ではコンピューターと障害児教育に関しても離れようにも離れられない状況におります。
 実は、成田先生にご相談がありましてメールを差し上げる次第です。現在担当しております生徒、コミュニケーション能力は高く、意志もはっきりしているので、より高度な PCS とか、メッセージボードの活用に向けて指導していきたいと思っております。ところが、本人の意識の中で、機器は「いや」という気持ちを持っており、特にスイッチは押したくないとかたくなに拒んでおります。それはそれで私はいいと思っています。じつは、タッチスクリーンを使った「おばあちゃんとぼくと」(もうとっくに化石になってしまうような実践ですね)は、楽しんで自分からやろうと関わりを求めることもできました。本児は自分で大人と同じ様なことがやりたい、普通のことがやりたいようで、マウスでお絵かきよりもペンで書きたい、電動車椅子よりも自分でこぎたい、とのようでした。
 そこで、機器と実体験をなるべく結びつけるための入力補助装置を考えていたのですが、幸いリース上がりのマック用のペンダイレクトを入手することができました。残念なことにこのペンダイレクト、親会社のページでもドライバーは入手できず、大変歯がゆい思いをしております。障害者とコンピュータ利用教育研究会のところでは、まだペンダイレクトはご健在でしょうか?もしよろしければ、ペンダイレクトそのものをお借りして実験的にでも使ってみたいと思っております。
 ペンダイレクトが使える古のマシンはまだ私の周りにたくさんありますので、使える形で活用したいと考えお便りを差し上げる次第です。お忙しいご身分であることは承知の上ですが、お時間のあるときにでもご連絡いただければ幸いです。

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